新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

家和万事成(いえ わして ばんじ なる)— 2025年の陰陽五行からみる家族の調和 —

私たちが生きるこの時代は、AIやデジタルが急速に進化し、
「家族」や「人とのつながり」さえも、画面越しに交わされることが多くなりました。
便利さの裏で、心の距離を感じる人も少なくありません。

しかし、どんなに時代が進んでも、宇宙の根本法則である「陰陽」は変わりません。
東洋の叡智・陰陽五行は、今も私たちの心と人生を動かす見えない力として働いています。

陰陽の法則にみる、人間と家族の意味

この世界のすべては陰と陽でできています。
陽(+)があれば陰(−)があり、
それは原子や分子の世界から、人間関係にまで通じます。

たとえば──
陽:男、昼、活動、外へ向かう力
陰:女、夜、受容、内に育む力

人間の男は陽の代表、女は陰の代表。
どちらが欠けても世界は半分しか見えません。

そして男女が「愛」によって結ばれるとき、
はじめて陰陽がひとつの完成した“円”となり、
完全な生命の循環が生まれます。
この調和が「家和万事成」…家が和すれば、すべてが成る、という意味です。

家族の調和は、人生の景色を変える

独身のときに見える世界は五合目の景色。
結婚すると七合目、
子を授かると八合目、
そして孫が生まれると、九合目の世界が見えてくる。

それぞれの段階で、人は「愛の形」と「命のつながり」を学びます。
このつながりを感じられる人ほど、心は穏やかで運も強くなるのです。

縦と横の調和が、運をつくる

夫婦の関係は「横のつながり」。
親子の関係は「縦のつながり」。
この縦横がスムーズに結ばれている家庭には、自然と“気の流れ”が良くなります。

一方で、
夫婦が互いを否定すれば、宇宙の半分を否定することになり、
親を否定すれば、過去=自分の根を否定することになります。

四柱推命では、

年柱は祖先(ルーツ・霊的基盤)

月柱は両親・環境

日柱は自分と配偶者

時柱は子孫・未来
を表します。

つまり「家族」とは、命式そのものなのです。
家の調和は、運の調和につながり、
親子・夫婦の“和”が整えば、自然に運も流れはじめます。

凶星の中にある「光」

命式には、誰にでも吉星と凶星があります。
順風満帆に見える人もいれば、
困難を多く経験する人もいます。

しかし、凶星や冲・刑は「課題」を与える星。
苦労を感謝に変えて生きると、
その星が本来の「徳」として輝きはじめます。

夜明け前がいちばん暗く、寒いように…
苦しみを超えた先には、必ず温かい光が待っています。

2025年、家庭の“和”を取り戻そう

AIが未来を予測する時代でも、
「心の調和」だけは人間にしかつくれません。

家族が互いを尊重し、
陰陽のように支え合うこと。
それが運を呼び、幸福を育てる最大の秘訣です。

家和万事成…家に和があれば、万事うまくゆく。
この普遍の真理は、2025年の今こそ、
もう一度私たちが思い出すべき言葉かもしれません。

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