私たちが生きるこの時代は、AIやデジタルが急速に進化し、
「家族」や「人とのつながり」さえも、画面越しに交わされることが多くなりました。
便利さの裏で、心の距離を感じる人も少なくありません。
しかし、どんなに時代が進んでも、宇宙の根本法則である「陰陽」は変わりません。
東洋の叡智・陰陽五行は、今も私たちの心と人生を動かす見えない力として働いています。
陰陽の法則にみる、人間と家族の意味
この世界のすべては陰と陽でできています。
陽(+)があれば陰(−)があり、
それは原子や分子の世界から、人間関係にまで通じます。
たとえば──
陽:男、昼、活動、外へ向かう力
陰:女、夜、受容、内に育む力
人間の男は陽の代表、女は陰の代表。
どちらが欠けても世界は半分しか見えません。
そして男女が「愛」によって結ばれるとき、
はじめて陰陽がひとつの完成した“円”となり、
完全な生命の循環が生まれます。
この調和が「家和万事成」…家が和すれば、すべてが成る、という意味です。
家族の調和は、人生の景色を変える
独身のときに見える世界は五合目の景色。
結婚すると七合目、
子を授かると八合目、
そして孫が生まれると、九合目の世界が見えてくる。
それぞれの段階で、人は「愛の形」と「命のつながり」を学びます。
このつながりを感じられる人ほど、心は穏やかで運も強くなるのです。
縦と横の調和が、運をつくる
夫婦の関係は「横のつながり」。
親子の関係は「縦のつながり」。
この縦横がスムーズに結ばれている家庭には、自然と“気の流れ”が良くなります。
一方で、
夫婦が互いを否定すれば、宇宙の半分を否定することになり、
親を否定すれば、過去=自分の根を否定することになります。
四柱推命では、
年柱は祖先(ルーツ・霊的基盤)
月柱は両親・環境
日柱は自分と配偶者
時柱は子孫・未来
を表します。
つまり「家族」とは、命式そのものなのです。
家の調和は、運の調和につながり、
親子・夫婦の“和”が整えば、自然に運も流れはじめます。
凶星の中にある「光」
命式には、誰にでも吉星と凶星があります。
順風満帆に見える人もいれば、
困難を多く経験する人もいます。
しかし、凶星や冲・刑は「課題」を与える星。
苦労を感謝に変えて生きると、
その星が本来の「徳」として輝きはじめます。
夜明け前がいちばん暗く、寒いように…
苦しみを超えた先には、必ず温かい光が待っています。
2025年、家庭の“和”を取り戻そう
AIが未来を予測する時代でも、
「心の調和」だけは人間にしかつくれません。
家族が互いを尊重し、
陰陽のように支え合うこと。
それが運を呼び、幸福を育てる最大の秘訣です。
家和万事成…家に和があれば、万事うまくゆく。
この普遍の真理は、2025年の今こそ、
もう一度私たちが思い出すべき言葉かもしれません。
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