新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

自律神経と陰陽五行 ― 心と体の調和を取り戻すヒント

朝晩が少しずつ涼しくなり、季節の移ろいを感じる頃になると、体調の変化を感じる方も多いのではないでしょうか。

「眠りが浅い」「やけに疲れやすい」「気持ちが不安定になる」… これらの背景には 自律神経の働き が関係していることがよくあります。

● 自律神経は「陰と陽」のリズムで働いている
自律神経には大きく分けて、

・交感神経(陽・ポジティブのエネルギー) … 体を活動モードにする
・副交感神経(陰・リラックスのエネルギー) … 体を休め回復させる
 という二つの働きがあります。

まさにこれは 陰と陽の関係 です。
陽があるから陰が活き、陰があるから陽も輝く。
昼と夜、動と静、緊張と弛緩のように、二つのバランスが整うことで、心と体は本来の調和を取り戻していきます。

四柱推命での変通星では、印綬(偏印)ー傷官(食神)が天干に並ぶ命式の方は、精神的なストレスに弱い傾向があります。特に、傷官や偏印の十二運に荒れる沐浴がある方は、気分転換を上手に行って下さい。

● 五行に置き換えると…
東洋の智慧である五行に当てはめると、
・交感神経(陽) は「火」や「木」のイメージ。上へ、外へとエネルギーを発散させる。
・副交感神経(陰) は「水」や「金」のイメージ。内側へ、下へとエネルギーを収める。
そして、この二つをコントロールし、バランスを取るのが「土」のはたらき(脳や心の中心的なはたらき)です。

● ネガとポジの視点で見ると…
・陽(交感神経)に傾きすぎると…
眠れない、イライラする、ストレスで心が硬くなる。
→ ネガティブな「緊張」の世界に偏りがちです。
・陰(副交感神経)に傾きすぎると…
やる気が出ない、だるい、無気力、過剰な不安。
→ ネガティブな「停滞」の世界に偏ります。

逆に、
・陽が程よく働くと「前向きな行動力」になり、
・陰が程よく働くと「安心と癒し」になります。
つまり、陰も陽も「ポジティブ」と「ネガティブ」の両面を持っており、
大切なのはどちらか一方ではなく、そのバランス なのです。

※ 人は「魂(水)」「心(火)」「脳(土)」「自律神経(木)」「体(金)」の五行の流れで生きています。
その中で、自律神経は 見えないけれど確実に働き、心と体の橋渡し をしてくれる存在。
陰陽のリズムを上手に整えてあげれば、
「不安」も「緊張」も「だるさ」も、自然と軽くなっていきます。

日々の生活の中で、
陽のエネルギー → 朝日を浴びて体を動かす
陰のエネルギー → 夜はスマホを手放して、静かに休む
こんなちょっとした意識が、自律神経を整え、心と体を調和へと導いてくれますよ。

※ 「陰と陽のリズムで生きること」こそが、古代から伝わる養生の知恵。
 今の時代だからこそ、少し立ち止まって、そのリズムに耳を傾けてみたいですね。

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