新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

「あげまん」と四柱推命 〜相性で運が変わる?〜

「この人と一緒にいるとツイてる気がする」
逆に「なぜか一緒にいると運が下がってしまう」
そんな経験、ありませんか?

世間では、運気を上げてくれる女性を “あげまん”、逆に運気を下げてしまう女性を “さげまん” と呼んだりします。
Wikipediaによると、“あげまん”とは「一緒にいることで男性の運気を上げる女性の俗称」とのこと。語源については諸説ありますが、面白いのは「まん」が“間(タイミング・巡り合わせ)”から来ているという説です。つまり、「間がいい人」が「あげまん」と呼ばれるようになったわけですね。

四柱推命から見る「あげまん・さげまん」

ここで四柱推命の出番です。
実は、人との相性を見るとき、四柱推命では 日柱(にっちゅう) という部分をとても重視します。
日柱は「自分自身」や「配偶者との関係」を表す柱。つまり、恋愛や結婚を見るうえで一番大切なポイントなんです。

例えば――
男性の日柱が「壬申」で、女性の日柱が「丁巳」だった場合。
壬(水)と丁(火)は“干合”し、申(金)と巳(火)は“支合”します。
これを 鴛鴦合(えんおうごう)=オシドリ夫婦のような関係 と呼び、心も体も自然に惹かれ合う縁と解釈します。

ただし!
相性が深くても、それが必ずしも「良縁」になるとは限りません。

「引き合う」=「幸せ」ではない?

二人の命式が干合や支合でつながると、新しい五行(エネルギー)が生まれます。
その五行が 自分にとって必要な五行 であれば、お互いに成長し合える関係=まさに「あげまん」。

しかし、もしそれが不要な五行だった場合……
例えば、すでに自分のエネルギーが強すぎるのに、さらに“比肩”(自己主張や競争心)を強める五行が加わったとしたら?
結果として、わがままや衝突が増えてしまい、「さげまん」的な関係になることもあるのです。

深い縁だからこそ良縁にもなれば、「腐れ縁」にもなりうる――。
ここが相性判断の難しいところでもあります。


人との相性は、人生を左右するほど大きなテーマです。
どんな相手とパートナーになるかで、運の流れがガラリと変わることもあります。

大切なのは「ただ惹かれ合うかどうか」ではなく、
「その縁が自分にとって成長をもたらすかどうか」。

四柱推命は、そのヒントを教えてくれる学問なのです。

 

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