
上図はある架空の女性の命式です。
彼女の命式は・・・
・日柱:戊午 帝旺(羊刃)
・天干の並びは、比肩と印綬の並び。
・十二運は全て旺相している。
・五行火の印星と土の比肩のみに星(●)が固まっている。
命式本体の天干の並びは表で、五行は中身(裏)と見ることもできるので、この様な命式の方は表と裏とが一緒の人ともいえます。
その様な観点では、分かりやすい人(命式)ともいえます。
印綬には学問等の意味があり、知的好奇心に関心を持つ方が多く、その印綬が文化・文明を表す火で出来ているので、才能が豊かな人が多い様です。
この命式は、太過した火の印星が火生土と土の比肩を生じ、生じられた土の比肩が、土尅水と水の財星を強く剋します。
火の印星(学問・知)の天敵は水の財星(遊び・情)ですので、土尅水と財星が剋され、力を失うことを通して、火の印星の天敵が無くなります。
自由を得た印星は、思う存分に働くことができ、財星(家庭や情)を忘れて学問や知的な世界に没頭することができます。
比肩は自我ですし、印綬は学問ですので、自分のペースで能書きを言いたいタイプの人も多い様です。
研究や仕事に没頭して、家族(子供や夫)との情的な時間が疎かになる場合もあるかも知れません。
また、情で受け止めずに、理屈(知)で対応し、口うるさくなる場合もあります。
小さなお子さんは、自分の情を受け止めて欲しいのだと思います。
月柱が比肩 帝旺(羊刃)ですので、大運の最初は旺相する比肩となります。
小さい頃の環境が少し寂しかったかも知れません。
「三つ子の魂百まで」とも言いますが…
それで、「私、私」が強くなるのかも知れません。
愛情は魂のご飯とも言えます…。
この様な命式の方は、平凡な生き方は出来ないのかも知れません…。
非凡な星ですので、世に出るしかないのかも知れません。
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