
上図は或るお二人の命式です。
分かりやすくする為に、日干を同じ辛にしてみました。
向かって左の命式は・・・
・天干の並びは月上の偏官を中心とした正財と正官との並びの命式。
・五行図(丸い円)を見ると、財星と官星に星(●)が多く、比肩(金)にも星が3つある。
・食傷と印星には星(●)が不及か弱い。
・年月の12運は少々弱いが、日時の12運は建禄・帝旺と旺相している。
※ お金や仕事という現実(外的世界)に関心が向きやすい命式でもある。
向かって右側の命式は・・・
・天干の並びは月上の傷官を中心とした食神・傷官の並び(仮傷官)。
・五行図を見ると食傷と印星とに星が固まる(五行上の印綬傷官の形となる)
※ 何らかの才能で生きる方が多い(技術やスポーツ等のスペシャリストに多い)
財星や官星にはお金や仕事、優しさや責任感という意味があり、現実世界(サラリーマン等)で生きやすい星。
また、その12運が旺相(冠帯・建禄・帝旺)していると、より現実的な思考をしやすくなる場合が多い。
食傷や印星は、感じたり考えたりという、どちらかというと精神的な星で、その12運が休囚(死墓絶)していると、より内的世界に関心を持つ傾向が出てくると言われています。
人にはタイプがあるのですね・・・。
外的現実世界に意識を持つ方や内的精神世界に意識を持つ方。
また、その中間型もあります。
この世界は、目に見える世界と目に見えない世界で出来ているのですね・・・。
人間にも心と身体がある様に・・・。
内的な目に見えない世界が原因で、外的な目に見える世界が結果の世界とも言われています。
心(内面)が変わると、見える世界も変わってきます。
ポジとネガでは、同じ現実を見ても見え方が異なるのですね・・・。
男性の場合、父親との関係が良いと、社会運(上司との関係)が良くなると言われています。
また、兄弟との関係が、社会に出てからの同僚との関係に繋がるとも言われています。
家庭内で築いた情の関係が基になって社会での情関係に繋がります。
命式では月柱は親の柱、日柱は自分の柱と言われています。
月柱と日柱とが天戦地冲で剋しあっていると、親との相剋が生じる場合も多いものです。
特に月上に旺相する比肩等が出ている場合は、大運の最初が比肩となり、小さい頃に寂しい思いをする場合もあります。
人は愛されると素直になります。
愛を感じて、素直になると見える世界が変わってきます。
素直になりたいものです・・・。
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