新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

月上に旺相する比肩



上図はある女性の命式です。
彼女の命式は…
日干:甲で、天干には旺相する比肩と印綬とが並んだ命式です。
四柱推命では、大運という周期的な運気の最初には必ずその命式の月柱が来ます。
ですから、上図の命式では、最初の大運(数え1歳~10歳)に比肩(建禄)、そして11歳~20歳に敗財(帝旺:羊刃)という星が廻ってきます。
比肩や敗財という星は財星という吉星を尅す変通星で、分離という意味もあります。
財星には家庭や大切なものという意味があり、強い比肩や敗財が20歳頃迄出ているということは、20歳頃迄の環境が、まるで冬の様に厳しかったということにもなります。
命式本体の他に大運まで、比肩や敗財が廻ってくると尚更ですね…。
強い分離運ですので、何らかの理由で親の愛を存分に受けることができず、独りで生きる様な環境が与えられる傾向があります。
しかし、少々の苦労では根をあげない強さも持っています。
時柱にもよりますが、個性と才能を持ち合わせた命式とも言えます。

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